それで、イエスは彼らに話し始められた。「人に惑わされないように気をつけなさい。」《マルコの福音書 十三・5》
サタンは人々を惑わし、滅びの道に引きずり込んでいます。人々は、自分が歩んでいる道が滅びに向かっていることに、気がついていません。この世界が終わりに近づけば近づくほど、サタンの滅びの道は広く開かれます。このような時、キリスト者は眠っていられません。きょう、キリスト者は眠りから覚めて、滅びの道、惑わしの道、誤りの道を、警戒しなければなりません。
イエスさまは、この悪魔の支配から救ってくださるために、十字架できよい体を裂かれ、尊い血を流してくださいました。ここに救いの道、真理の道があるのです。誰でも、悔い改め、イエスさまを救い主と信じれば、この救いの道、真理の道を歩むことができます。この道を歩む人は、イエスさまが話された“金持ちの家の前でこじきをしていたラザロ”のように、永遠の天の御国に入ることができます。惑わしの道を歩む者は、“金持ち”のように陰府（よみ：地獄）に入るしかありません。
今、私たちは聖霊さまに満たされなければなりません。聖霊さまは私たちの弱さを助けてくださいます。悪魔は、自分の時の終わりが近いことを知り、全力を注いで私たちを惑わします。このような時、私たちが聖霊さまに満たされて力を受ければ、悪魔の惑わしに決してだまされることはありません。聖霊さまと共に歩む人は、携挙によってキリストのみもとに、一瞬のうちに引き上げられます。
また私たちは、真理のみことばに耳を傾け、常に悔い改めながら生きなければなりません。結婚を目の前にした花嫁は、いつも鏡の前でお化粧をして、服装にも気を配ります。花婿に美しい姿をささげるためです。私たちの花婿であるイエスさまに、私たちはもう直ぐ合い、結婚式の時を迎えます。私たちの鏡は、言うまでもなく真理のみことばです。私たちは、みことばを通して自分を照らして見ながら、心の中を整えなければなりません。罪を告白し、キリストの血で洗い流していただかなければなりません。「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます《Ⅰヨハネ一・9》」と書かれている通りです。心の打ち砕かれた者や、たましいの砕かれた者は、神さまの救いを受けます。
世の中は、流行を追い求めています。人々はサタンに惑わされ、サタンの道に従って生きています。世の中での華やかな暮らし、お金持ちになって、有名になっても、その華やかな暮らしは直ぐに、なくなってしまいます。いつまでも残るものは、イエス・キリストを信頼する心と、神さまを頼る信仰と、希望と、愛以外にはありません。
キリスト者の前には、常に二つの道が置かれています。悪魔は世の中の道、偽りの道、貧欲の道、快楽の道、罪悪の道に行きなさいと言います。しかしキリスト者は、信仰の道、真理の道、啓示の道、愛の道、天国の道を選ばなければなりません。その人は、世に打ち勝ち、サタンに勝利し、神さまの前に堂々と立つことができます。
この地上では、私たちは旅人です。テントで生活をする者です。その歩みは、もう直ぐ終わります。私たちは聖霊さまに満たされて、滅びの道を離れ、主と共に見張る人（祈る者）にならなければなりません。
お祈り：天の父なる神さま、感謝します。道であり、真理であり、いのちであるイエスさま、今のこの最後の時、惑わしの道が至る所にあります。私と家族がこの道から立ち返るようにしてください。聖霊さまに満たしてください。真理にとどまるようにしてください。私と家族みんなに力と希望をくださり、隣り人にイエス･キリストを伝えるために油を注いでください。イエス・キリストのみ名によってお祈りします。アーメン
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