5月12日 心と思いを聖く保つ

また、あなたがたが霊と心において新しくされ続け、真理に基づく義と聖をもって、神にかたどり造られた新しい人を着ることでした。《エペソ人への手紙 四・23~24》

毎日の生活をふり返ってみると、神さまの恵みによって生きていることを悟ることができます。私たちは心の霊において新しくなって、毎日を聖く生きて行かなければなりません。

毎日の生活をどのように生き、その結果、どのような実を結ぶかは、私たちがどのような思いを持って生きるかにかかっています。私たちの考えは、未来を創造する根本的な材料になります。そればかりでなく、霊的な世界に至る通路でもあります。神さまは肉体をもって私たちに現われたことはありませんので、肉体によって私たちは神さまと出会い、知り合うことは出来ません。でも私たちは心において、はっきりと主の御心を知り、主のみことばを悟ることによって、神さまを知ることが出来るのです。聖書には神さまの御心やお考えが満ちています。私たちは聖書のみことばを読んだり、聖書のお話を聞いたりする時、主の御心やお考えを私たちの思いの中へ受け入れ、神さまと出会い、神さまを知ることが出来ます。こうして、神さまの御心やお考えは、私たちの思いの中に受け入れることが出来るのです。

同じように、悪魔も人間の思いを通して人間を支配し、コントロールします。悪魔は肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢によって、私たちの思いの中に悪魔の思いを入れます。肉の欲とは、自分を満足させたいという欲望であり、目の欲とは、見ることによって起こる様々な欲望であり、暮らし向きの自慢とは人々に自らを誇ることです。そしてあなたがたが悪魔の思いを自分の思いの中に受け入れてしまうと、その思いを通して悪魔が入り、あなたを盗み、殺し、滅ぼすのです。

ですから、私たちは信仰によって、私たちの思いを聖く保たなければなりません。朝、家を出、夕方家に戻れば手足を洗い、お風呂に入るように、みことばと祈りによって私たちの思いをきれいに洗って頂き、神さまの思いによって自分の思いを守らなければなりません。悪魔はほえたける獅子のように食い尽くすべきものを捜し求めています。

毎日の生活を神さまの創造の力と栄光と勝利で満たして頂くためには、私たちの心と思いを神さまの御心の通り、聖く守らなければなりません。いつも思いを整理し、神さまに属する思いか、悪魔に属する思いかを区別しなければなりません。神さまに属する思いは喜びと平安であり、悪魔に属する思いは争いと不安、恐れと憎しみです。

私たちの心の霊が新しくなり、聖さを追い求める生活をする時、家庭が変わります。そして私たちの家庭が変わる時、隣人も変わり、社会も変わるのです。

お祈り:私たちを愛してくださる天の父なる神さま、感謝します。私たちはいつも主の恵みによって過ごして来ました。これから新しい日を迎えるたびに、敬慶なキリストの弟子となる家族にしてください。きのうまでの古い習慣を捨てるようにしてくださり、ただ神さまだけを敬い、神さまのみ心に従うようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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