5月24日 神を愛し、隣人を愛そう!

こういうわけで、あなたがたはキリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。《コロサイ人への手紙 三・1》

天のお父さまは、今この瞬間にも、ご自分の全能の力と権威を現すことのできる器となる人を、捜しておられます。お父さまが、私たち器を整えられたならば、ご自分の全能の力と権威を、きれいに整えられた器を使って現されます。今までに、準備不足という理由で天のお父さまが、ご自分の力と権威を現せなかったことは一度もありませんでした。天のお父さまは、ご自分の計画を進めるために、ご自分の大切な器である人を整えられるのです。

天のお父さまは、どのような人を捜し求めておられるのでしょうか。お父さまがお用いになる人は、どのような資格を持っていなければならないのでしょうか。

第一に、お父さまがお用いになる人は、神さまを愛する人です。すべての人間は、生活をしていく中で、「愛」を動機としてすべてを考え、すべてを行っています。つまり、人間は自分を愛し、またはお金や快楽を愛し、地位や名誉や権力を愛しています。あるいはまた、これら全てを捨てて、神さまを愛してます。このように、人間はこの世を愛しているのか、あるいは神を愛して生活しているのか、どちらかです。

あなたは世も世にあるものも、愛してはいけません。もしだれかが世を愛しているなら、その人のうちに御父の愛はありません。すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢は、御父から出るものではなく、世から出るものだからです。世と、世の欲は過ぎ去ります。しかし、神のみこころを行う者は永遠に生き続けます。《Ⅰヨハネ 二・15~17》」と書かれている通りです。この世で主なる神に仕えない人は、この世とその中にあるものを愛します。しかし主に仕える人は、神さまを愛します。神さまは、そのような主なる神を愛する人を捜し求めておられるのです。

第二に、お父さまがお用いになる人は、隣人を成功させる人です。人間は社会的な動物です。「あの人は、うるさくていやだなあ」と思って、人里を離れて生きようとしても、そんなことはできるはずがありません。自分が好むと好まざるとに関わらず、私たちは人と共に生きなければなりません。ところが一般的に、多くの人が他人を利用したり、他人から利益を得ることだけを考えたりして生活しているのです。このような人が人生で成功することは、決してありません。お父さまは、このような人をお用いになりません。「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい《マタイ 十九・19》」と書かれている通りです。人はみな成功することを願っています。ですから、私たちも隣人が成功することを願わなければならないし、そのようになれるように努力する時、お父さまも私たちを用い始めてくださるのです。

本当にイエスさまを深く信頼する人は、隣人を生かし、成功させるように生きています。イエスさまを伝えて救いに導き、苦しんでいる人々のために祈り、彼らを慰め、励まし、彼らに与えることを惜しまないからです。

お祈り:私たちをキリストの中で選んでくださった天の父なる神さま、感謝します。私たちは神さまよりもこの世を愛し、隣人を踏みにじったことがありました。赦してください。これからは私と家族が、神さまと隣人を愛し、仕えながら生きていけるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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