5月27日 聖霊さまに守って頂こう!

【主】は一人の預言者によって、イスラエルをエジプトから連れ上り、一人の預言者によって、これを守られた。《ホセア書 十二・13》

きょうのみことばは、私たちに何を語っているのでしょうか。それは、天のお父さまがご自分のお考えで、きょうも私たちに働いていて下さるということです。

イスラエルの民はエジプトで奴隷とされ、苦しめられ、つらい生活を強いられていました。エジプト王、ファラオの権威は非常に強力でした。そのような環境にいた奴隷の民イスラエルは思いが否定的で、奴隷根性が染みついてしまいました。ですから、奴隷の身分からから解放され、自由の身になることなど、夢にも考えることができなくなりました。けれども神さまの時が満ちると、天のお父さまは、ご自分のしもベモーセを送り、主の偉大な約束のみことばを、イスラエルの民に語りかけてくださいました。イスラエルの民は、預言者モーセを通して語られた偉大な神さまの約束のみことばを信じ、そのみことばに従った時、エジプトの苦しみから解放され、自由の身となり、天のお父さまがアブラハムに与えると約束してくださった地、乳と蜜の流れるカナンの地に向かって、進むことができました。

その後、彼らが荒野を40年間さまよった時にも、天のお父さまは、やはりイスラエルの民を守ってくださいました。彼らが「のどが渇いた」と言うと、岩から水を出して彼らに飲ませてくださいました。水が苦くて飲めない時、モーセに一本の木をその泉に投げ入れるように命じられ、水を甘く変えて、彼らに飲ませてくださいました。肉を食べたい時は、荒野でうずらの肉を食べさせてくださったのです。(その木はイエス・キリストの十字架を表しています。天からのマナも、イエスさまを表しています。)

このように預言者モーセを通して、彼らをエジプトから救い出してくださった天のお父さまは、イスラエルの民を捨てるようなことは決してなさらず、難しい環境の中でも彼らを守ってくださったのです。

きょう、私たちもイスラエルの民と同じです。罪と悪に満ちているこの世界で、悪魔の奴隷、罪の奴隷となって死んで行くしかなかった私たちを、主は真理のみことばによって、イエス・キリストによって救ってくださったのです。今も、聖書のみことばによって、天のお父さまの約束のみことばが、私たちに与えられています。

みことばによって、私たちは聖霊さまが悲しまれる罪と悪、聖霊さまが憎まれる罪と悪を知り、悔い改めることができます。そして、イエスさまが十字架で流してくださった尊い血潮により、私たちの罪と悪はみな洗われ、聖霊によって新しくされ、罪と悪から、聖さと義のいのちに移されます。望みがないと悲しんでいたことは、すべて希望に変えられ、悪魔の支配からイエス・キリストの中へと移されます。私たちがこの地上に生きている間は、罪と悪の世界の中にいるのです。ですから、聖霊さまの守りがなくては、私たちは生きていくことはできません。イエス・キリストを信じて救われた私たちは、主のみことばを思いめぐらし、それを昼も夜も告白して生活をしてゆきましょう。

お祈り:愛であられる天のお父さま、感謝します。天のお父さまの愛によって私たちは幸せに生きています。けれども、毎日の生活の中で神さまから頂いている恵みを忘れ、不平を言い、つぶやくことがありました。赦してください。私と家族が、いつも主に感謝をささげながら生き、主に栄光をお返しできるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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