終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。《エペソ人の手紙 六・10~11》
今の時代、国と国が争い、民族と民族が争っていますが、私たちキリスト者も絶え間のない霊的戦いの中に置かれています。私たちを盗み、殺し、滅ぼそうと、悪魔とその手下の悪霊どもが絶えず私たちを狙っているのです。ですから使徒ペテロは次のように言って、私たちに警告しています。「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。《Ⅰペテロ 五・8~9a》」 ですから悪魔の策略に立ち向かうため、神さまの下さった武具を身に着けなければなりません。そうすることで悪魔との戦いに勝利することができます。
悪魔との戦いに打ち勝ち、栄光の神さまの祝福を受けるためには、まず真理の帯を締めなければなりません。真理の帯とは、真理であるイエスさまとみことばを中心に生活することを言います。みことばは私たちに一人ひとりに語られています。そのみことばを自分に当てはめて生活する時、悪魔のすべての誘惑に打ち勝つことができます。
次に、胸には正義の胸当を着けなければなりません。正義の胸当てとは、いつも神さま中心、みことば中心に生活し、神さまとの関係を聖く、正しく保つことです。口のことば心の思いを、聖霊さまに守って頂くことです。
その次に、きょうのみことばには、平和の福音の備えをはきなさいと書かれています。イエス・キリストの十字架によって、神さまは、和解と救いといやしと祝福と永遠のいのちを用意してくださいました。私たちは主が下さる信仰によって、大胆に、肯定的に、積極的に生活し、苦しみと問題の多いこの世界を、キリスト共に歩むことができます。キリストと共に歩むことが、平和の福音の備えをはくことです。そうする時、、悪魔に打ち勝つことができます。
更にその次は、救いのかぶとをかぶらなければなりません。かぶとは頭にかぶるものです。これは、私はキリストによって完全に救われているという確信を、心の思いの中に満たすことです。毎日の生活の中で、この世界にある物質や誘惑によって心が満たされ、占領され、否定的な考えにならないように、救いのかぶとをかぶることで、常に頭の中には天国の宝、天国の富でいっぱいになることを願うのです。
最後に、聖霊さまが与えてくださる剣、つまり神さまのみことばによって悪魔に立ち向かうようにと言われています。神さまが下さるみことば(レーマ)は剣です。このみことば(レーマ)の剣によって、罪と悪魔と絶望を打ち破り、貧しさと呪いを打ち破り、死を打ち破ることによって、暗やみに光を、絶望のあるところに希望を、死のあるところにいのちが与えられるのです。(レーマとは、特定の状況下にいる或る人に、特別に語られる主のみことばです。)
私たちはキリストの中でこのように武装する時、勝利できます。イエスさまが私たちと共にいてくださいます。
お祈り:私たちと共にいてくださる天の父なる神さま、感謝します。今、私たちはとても困難な時代を生きております。このような時こそ、私たちが神さまの下さる武具を着けるようにしてください。私と家族が悪魔の誘惑に陥らないように、正しい信仰、成長した信仰を持てるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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