6月5日 答えを得るまで祈ろう!

恐れるな、ダニエル。あなたが心を定めて、悟りを得ようとし、自分の神の前で自らを戒めようとしたその最初の日から、あなたのことばは聞かれている。私が来たのは、あなたのことばのためだ。《ダニエル書 十・12》

天のお父さまは、イエスさまの御名によって、私たちがささげる心からの祈りを聞いてくださいます。特に国家が苦しんでいる時、私たちキリスト者が心を合わせ一つになって祈れば、国家の苦しみから主は救ってくださいます。今、私たちの国は混乱しています。社会のすべてが狂っています。このような時、キリスト者は国のために祈らなければなりません。私たちは決して途中であきらめないで、根気よく、主に、切に切に祈らなければなりません。

イスラエル民族の将来を心配していたダニエルは、神さまの助けを求めるために祈りました。イスラエルを本当に愛する人たちと祈りました。主を心の底から信頼し、主にすべてをお任せし、主にすべてを頼る人々と共に集まり、断食しながら、徹夜の祈りを始めました。そして一週間、主に叫び祈りました。けれども、神さまからは何の答えもありませんでした。それでもダニエルは祈り続けました。20日が経ちました。答えはまだかなあと思いながらも21日、三週間が過ぎようとした日、ダニエルの前に突然、光が輝きました。主の御使いが現れたのです。天使はこう言いました。「神に愛されている人ダニエルよ。あなたが21日前、初めの日に祈った時、すでにあなたの祈りは聞かれていた。しかし、神さまに遣わされて答えを持って来ようとすると、ペルシヤを支配し、治めている悪魔の軍隊が私に立ち向かった。私たちは天で20日間も戦ったが、その間あなたは地上で失望せずに祈り続けていた。その祈りは、私たちが悪魔の軍団に勝利して、このようにあなたのもとへ下る道を開いてくれた。あなたが祈り始めて20日間が過ぎ、21日目になると、万軍の主が御使いミカエルを送ってくださり、彼が私たちを助け、悪魔の陣営が崩れ、私たちは神さまの祝福を持って、このように今、あなたのところにやって来ることができた。」

私たちは、このみことばを通して、私たちを取り囲んでいる目に見えない世界、天使や悪霊が活動している世界を見ることができます。私たちが祈っても、答えがない時があります。天のお父さまの愛が変わってしまったのかなあと、思える時があります。天のお父さまが憐れんでくださらないように感じたりする時があります。そのような時は、空中の権勢を持つ闇の力、悪霊が妨害しているのです。祈りの答えが私たちに届けられるまでには、時間がかかるのです。

ですから、2、3度祈って答えが来ないと言って、祈りを止めてしまう心の姿勢では、天のお父さまからの答えを頂くことはできません。勝利することはできません。ダニエルが祈り続けたように、私たちも、家族が心を合わせて、教会が心を合わせて、国と民族の救いのために、決してあきらめずに、祈り続けなければなりません。友だちや隣人の救いのために、忍耐し、祈らなければなりません。

お祈り:私たちの祈りを聞いてくださる天のお父さま、感謝します。私たちが今までせっかちな心で、忍耐して、決してあきらめずに、祈らなかったことを赦してください。そして、どんな苦しみと妨害があっても、天のお父さまの約束のことばを告白しながら祈るようにしてください。私たちの国を救ってください。学校の友だちや先生を救ってください。家庭を救ってください。平和と喜びで満たしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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