6月13日 だれでもキリストの内にあるなら

神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。《ピリピ人への手紙 二・13》

誰でも、イエス・キリストの内にあるならば、目を見張るほどの変化が起きます。イエス・キリストの内にあるならば、その人の霊は、神さまのおられる第三の天でイエス・キリストと共に、神の右の座に座っているのです。ですから、イエスさまを救い主と信じる人の霊は、時間や場所に縛られることはありません。イエスさまと一緒に、神の右の座に座っているのです。イエスさまはおっしゃいました。「その日には、わたしが父のうちに、あなたがたがわたしのうちに、そしてわたしがあなたがたのうちにいることが、あなたがたに分かります。《ヨハネ 十四・20》」 イエス・キリストの中にいる人は、孤児のように捨てられません。天のお父さまは、このような人に対して全面的に責任を取ってくださいます。顧みてくださいます。イエスさまは、私たちが毎日の生活の中で、一人で負わなければならない重荷を負ってくださいます。私たちが死んだ後も、「永遠のいのちの道」、「天国の道」に導いてくださるのです。

誰でも、キリストの内にあるならば、聖霊さまが共にいてくださいます。聖霊さまは「真理の霊」です。聖(きよ)い霊です。助け主です。私たちがこの聖霊さまと交わりながら生きる時、一人で負うべきすべての人生の問題に、簡単に打ち勝ち、生きて行けるのです。

このようにイエス・キリストの中にいる人と、そうでない人とでは、驚くべき差があります。信じる人はイエス・キリストの中におり、信じない人はイエス・キリストの外にいます。信じる人は、教会にいるときだけ主の中にいるのではありません。家庭にいる時も、学校にいる時も、病院にいる時も、お店にいる時も、いつでもイエス・キリストの中にいるのです。そして死を迎える時にも、主の中にいるのです。

神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせてくださる」と、きょうのみことばに書かれています。私たちのうちで働いてくださる聖霊さまは、無気力な方ではありません。じっとして、何もしない神さまでもありません。聖霊さまは創造され、働き続けておられる全能の神です。聖霊さまは天と地を創造された方です。光を創造された方です。天と地と海と、その中に生きるすべての息ある物を創造された方です。宇宙と人間を創造された方です。「地を造った【主】、それを形造って堅く立てた【主】、その名が【主】である方が言われる。『わたしを呼べ。そうすれば、わたしはあなたに答え、あなたが知らない理解を超えた大いなることを、あなたに告げよう。』《エレミヤ 三十三・2~3》」と主は言われます。

私と家族の一人ひとりは、捨てられた者ではありません。私たちは孤独ではありません。私たちの内で聖霊さまが働いてくださっています。ですから私たちは、不安やと恐れを全て、イエス・キリストの御名によって、聖霊さまの力によって退けることができます。「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。《ピリピ 四・13》」このみことばに従って、大胆に主イエスさまと聖霊さまを信頼する生活を送ることができるのです。

お祈り:生きて働かれる天のお父さま、感謝します。私と家族がイエスさまを堅く信じ、大胆に生きて行けるように、私たちの内側で強く働きかけてください。何よりも天のお父さまのご計画、天のお父さまの御心に従って生きて行く私と家族になれるようにしてください。人間の思いと貪欲を捨てるようにしてくださり、みことばを実践できるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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