それは、私たちがキリストの恵みによって義と認められ、永遠のいのちの望みを抱く相続人となるためでした。《テトスへの手紙 三・７》
世界は、今までにないほど堕落しています。不潔なことやみだらな遊び、友だちの悪口を平気で言ったり、SNSに書きこんだり、暴力や殺人、麻薬や危険ドラッグを楽しもうという内容のテレビやＤＶＤ、インターネットが毎日、洪水のように流れ出ています。このような時、主の御前で救われたキリスト者は、どのように生きるべきでしょうか。私たちは十字架を見上げながら、世の生き方に流されることなく、世とは区別された生き方を志す者です。聖霊さまを心に迎え入れた私たちは、きよさを追い求め、隣人にこのことを証しする者に変えられました。聖い神さまを信じる私たちに、聖くなければならないと、イエスさまはお命じになっています。これが主によって赦され、愛され、いやされたキリスト者が持つべき態度です。
聖書のみことばをいつも読み、思い巡らしましょう。《創世記》から《ヨハネの黙示録》まで、書かれた神さまのみことばは、私たちのたましいをきよめます。みことばを慕い求めましょう。みことばから離れている人は、真のキリスト者にはなれません。私たちは日々聖書を読み、みことばを思い巡らし、そのみことば通り生きることによって、きよさを追い求めなければなりません。
また私たちは、聖霊さまに満たされなければなりません。《テトス 三・５～７》には次のように書かれています。「神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみによって、聖霊による再生と刷新の洗いをもって、私たちを救ってくださいました。神はこの聖霊を、私たちの救い主イエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです。それは、私たちがキリストの恵みによって義と認められ、永遠のいのちの望みを抱く相続人となるためでした。」
聖霊さまが私たちのところに来られると、私たちは見違えるほど新しくなります。内なる人が日々新しくなります。聖霊さまに満たされましょう。内なる人が新しくなるのは、人間の権力や、人間の能力によるのではありません。ただ聖霊さまの力によってです。ですから、私たちはいつも「聖霊さまをお認めします。聖霊さまを歓迎します。聖霊さまにお頼りします。聖霊さまに期待致します」と告白し続けなければなりません。
聖霊さまは、聖書では、油にたとえられます。油と水は混じり合いません。世の罪がどんなに水のように氾濫して来ても、聖霊さまに満たされた人は、罪の洪水に染まることはありません。きよい信仰生活を送ることができるのです。キリスト者は聖霊さまによって、この世と分離した、きよい生活を送ることができます。
また私たちは、節度ある生活をしなければなりません。今の世界は、ますます節度を失っています。ぜいたくです。そしてますます混乱の中に落ち込んでいます。人々はみな、神さまより物質と快楽を愛しています。人を何かの部品や消耗品であるかのように、扱って生きています。キリスト者はこのような時、信仰を堅く守り、節度あるきよい人生を生きていかなければなりません。そうして、イエスさまの証人になることができます。
お祈り：私たちを主の中で呼んでくださり、救ってくださる天のお父さま、感謝します。世界が混乱し、悪に走って行く今、私と家族が聖霊さまにお頼りし、きよい実を結ぶ生活を送ることができるようにしてください。主よ。私たちを守ってください。家庭を導いていくお父さんやお母さんに、健康と勇気をくださり、知恵と愛をください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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