6月20日 私たちのための神の御心

神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださる方です。《ピリピ人への手紙 二・13》

天のお父さまは、私たち一人ひとりのためにご計画をお持ちです。

一方で、私たちも自らの意志で、自らが立てた計画を、自らの力で、実行しようとします。

天の父さまは、天と地と海と、その中のすべての物をお造りなりました。また、私たち一人ひとりも造ってくださいました。主は、ご自分の意志の通り、そのご計画を実行なさいます。全天全地に対してご計画をお持ちです。全人類に対して、また私たち一人ひとりに対して、ご計画をお持ちです。神さまは、初めであり、終わりです。神さまは、ご自分を愛する者のためには、すべてを準備しておられます。私たち一人ひとりに対する良いご計画、すべての事を働かせて益となるご計画、完全なご計画を主はお持ちです。ですから私たちは、本当に神さまにお仕えするためには、「自分の思い」や「自分の計画」を主張しないで、天のお父さまのご計画を真剣に求め、そのお父さまの御心の通りに、生くことを先ず求める必要があります。

地上の家族の中には、一家の主人であるお父さんの思いがあります。またお母さんの思いもあります。家族が良くなるためには、夫婦が同じ良い思いになり、その良い思いの通りに生きる必要があります。夫婦が互いに我(が)を張れば、その家族は幸せになれません。兄弟が互いに我(が)を張れば、幸せになれません。

私たちが神の子とされた時、天のお父さまは私たち一人ひとりに対するご計画を、既にお持ちです。私たちは、天のお父さまの「その御心」を知り、自分の我(が)を張らず、体面を気にせず、へりくだった心で、神さまに仕える者とされました。

では、神さまの御心は、どのように知ることができるでしょうか。

第一に、聖書を通して知ることができます。聖書には、神さまのすべての御心が記されています。ですから聖書を毎日しっかりと読み、礼拝で説教を聞けば、神さまの御心を知ることができます。神さまの御心は、私たちがイエス・キリストの中で永遠のいのちを得て、義の生活、聖い生活を送ることです。私たちがこの世の流れから離れて、聖い者とされることにあります。また、いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことについて感謝することも、私たちに対する神さまの御心です。私たちが、この主の御心の通り生きる時、神さまの特別な恵みと祝福を受けることができます。

第二に、私たち一人ひとりに対する神さまの御心を知ろうとするには、真剣に祈ることです。イエスさまの御名による祈りは、天のお父さまとの交わり、会話です。聖霊さまと交わるとき、聖霊さまが「主の御心」をはっきりと教えてくださいます。

第三に、神さまの御心は、私たちの心の中に起こる願いを通して知ることができます。神さまの御心を真剣に追い求めれば、主は私たちの心に願いをくださるのです。「願いと確信」、これは神さまの御心を知る「感知機」です。また、「喜びと平安」も神さまの御心を知る「感知機」です。私たちが神さまの御心でないことを追い求める時、不安になったり、あせったりします。そして、心には平安と喜びがなくなります。天のお父さまは「願いと確信」、「平安と喜び」を通して、私たち神の子どもたちを、ご自分の御心の中へと導いてくださるのです。

このようにして神さまの御心を知ったならば、その次は、決心して、その御心を実践しなければなりません。ある人は神さまの御心を知っても、自分が損するからいやだと言って実践しません。自分が得するなら従い、損するなら従わない態度は、キリスト者の態度ではありません。神さまの御心に逆らって、神さまに仕えることはできません。神さまに仕えたい人は、神さまの御心を真剣に追い求め、その御心の通りに実行しなければなりません。そうする時、神さまは喜んで受け入れてくださり、特別な恵みをくださいます。

お祈り:私たちの家庭の主人でおられる天のお父さまに、感謝と賛美をおささげします。私と家族がお父さまの御心に逆らい、自分の貪欲を追い求めて生活していたことがありました。赦してください。神さまに仕え、その御心に従って生きる私と家族になれますように。私と家族に恵みを与えてくださり、日々きよい姿に変わるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

6月19日へ   6月21日へ   6月の目次へ    毎朝のマナの目次へ

コメント