6月22日 神さまの知恵

あなたがたのうちに、知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。《ヤコブの手紙 一・5》

天のお父さまが下さる知恵は、人生を価値あるものにし、幸いなものにします。では、私たちは、どのようにしたら、お父さまの知恵を得ることができるのでしょうか。

第一に、自分だけが得をするというような欲望(どん欲)を、捨てましょう。神さまの御心を後まわしにして、自分の思う通り、自分の気分が良くなるように、自分の計画通りに行動することが、どん欲です。どん欲にこり固まってしまった人は、悪魔の知恵を受け、悪魔に従い、悲劇を迎えるようになります。「しかし、もしあなたがたの心の中に、苦々しいねたみや利己的な思いがあるなら、自慢したり、真理に逆らって偽ったりするのはやめなさい。そのような知恵は上から来たものではなく、地上のもの、肉的で悪魔的なものです。ねたみや利己的な思いのあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行いがあるからです《ヤコブ三・14~16》」と書かれている通りです。

第二に、神さまと隣人を、心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして愛しましょう。神さまの知恵は、きたないところ、神を信じ従わない不従順、憎しみのあるところでは、働くことができません。神さまはきよいお方です。愛のお方です。ですから、私たちが神さまの知恵を得るためには、清潔でなければなりません。神さまの愛を隣人に行わなければなりません。「しかし、上からの知恵は、まず第一に清いものです。それから、平和で、優しく、協調性があり、あわれみと良い実に満ち、偏見がなく、偽善もありません。義の実を結ばせる種は、平和をつくる人々によって平和のうちに蒔かれるのです《ヤコブ三・17~18》」と書かれている通りです。

第三に、神さまの御心に、絶対従順することを、決心しましょう。多くの人が神さまの知恵を得られないのは、自分が得をするような知恵ならば従い、損するようなものならば従わないという心の姿勢があるからです。人々は祈る時、神さまの御心に従う祈りをしないで、自分の思いを押し通そうとする祈りをしています。昔、私もそのような祈りをささげたことがありました。けれども今は、「主よ。生きるも死ぬも、与えられるも取られるも、栄えるも亡びるも、良くなるも悪くなるも、神さまのみ心のままになしてください」と祈ります。

第四に、神さまの知恵を得るためには、神さまのみことばを常に読み、思い巡らし、祈りをささげながら、聖霊さまの御声に耳を傾けましょう。みなさん、毎日30分祈りましょう。毎日聖書を2章読み、みことばを思い巡らしましょう。そうすれば神さまの知恵を得ることができます。そうしないで、この世のことに時間を費やしているなら、神さまの知恵を得ることはできません。神さまは聖いお方ですから、主を信頼し、主と交わる人や家族に知恵をくださるのです。みことばを読み、祈ることは、聖霊さまに満たされる道です。私たちがこの道を歩む時、信仰の強い人となり、神さまの知恵を得ることができます。

人々は、物をたくさん持ち、自分に有利になる人間関係を得ることが成功した人生だと言います。けれども本当に価値があり、やりがいのある働きは、神さまの知恵を得て生きる生活です。神さまの約束のみことばを頂いて生きる人生です。

お祈り:私と家族に知恵を下さる天のお父さま、感謝します。私と家族が神さまから知恵を頂いて、価値ある人生を生きていけるようにしてください。家族がどん欲に生きて、世の流れに戻ることがないようにしてくださり、神さまの栄光を現す人生を生きるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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