信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばで語り、その手で蛇をつかみ、たとえ毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば癒やされます。《マルコの福音書 十六・17~18》
「その手で蛇をつかみ」の「蛇」とは、人を惑わす者の象徴です。神さまはエデンを創造した時、アダムとエバにおっしゃいました。「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。《創 二・16~17》」 ところが二人は、「蛇」の次のことばに惑わされました。「それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。《創 三・5》」二人は「蛇」のことばにだまされ、神さまに反逆し、善悪の知識の木の実を取って食べました。その結果、彼らの霊が死にました。人は、神さまと交わることができなくなりました。二人は呪われ、エデンから追い出されました。今も、「蛇」である悪魔に惑わされ、滅びの道へと向かって走っている人々がたくさんいます。どのように「蛇」は人を惑わすのでしょうか。
第一に、人が道を間違うようにします。「蛇」は人々に「肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢の道を行きなさい。その道が本当に幸せになる道である」と言い、いろいろと華やかなものを見せて誘惑します。数多くの人々が今、その道を歩いています。けれども私たちクリスチャンは、何が本当の道であるか知っています。イエスさまが本当の道です。また、心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、主なる神を愛することが本当の道です。どんなに「蛇」が来て、私たちを惑わそうとしても、信仰をもって、イエスさまの御名によって、その「蛇」の惑わしを退けることができるのです。
第二に、「蛇」は人が偽りの道を行くようにします。「蛇」は人に「この世にある宗教は何でも良い。みな真理だから、どんな宗教でも信じて行きなさい」と惑わします。数多くの人々が「蛇」のずる賢さにだまされ、偽りの道を歩いています。けれども私たちクリスチャンは、「蛇」のずる賢さにだまされません。私たちは真理を知っています。イエスさま以外に救いはないのです。「蛇」の惑わしをつかんで追い出すことができます。イエスさまは「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです《ヨハネ 十四・6》」と言われました。「蛇」は、何とかして、私と家族が偽りの道を歩むように仕向けますが、イエスさま中心に立っている私と家族は、救いの道に入って、永遠の真理を追い求め、永遠のいのちに入ることができるのです。私たちは「蛇」に惑わされません。イエスさまを心に迎え入れた私たちには、「蛇」をつかみ、追い出す権威が与えられているからです。
お祈り:私と家族を、力をもって支えてくださる天のお父さま、感謝します。私と家族に害を与えようとする闇の力を退けてください。神さまに信頼し、従う私と家族、正しく生きる私と家族、常に感謝し賛美する私と家族となるようにしてください。私と家族にカをくださり、サタンの力に打ち勝ち、勝利する人生を生きるようにさせてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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