7月1日 感謝のいけにえをささげよう!

キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、忠告し合い、詩と賛美と霊の歌により、感謝をもって心から神に向かって歌いなさい。ことばであれ行いであれ、何かをするときには、主イエスによって父なる神に感謝し、すべてを主イエスの名において行いなさい。《コロサイ人への手紙 三・16~17》

多くの人々が、主から恵みを頂いても、そのことを忘れています。はなはだしきは、主から恵みを受けたこと、人を通して恵みを受けたことを、認めない人さえいる始末です。そのような人は、恵みを与えてくださった神さまや、人に、敵対しています。けれども、受けた恵みをありがたく思い、その恵みに応えようとする人を、神さまは大切にしてくださいます。そのような人を、主はもっともっと顧みてくださいます。

ダビデは、神さまの心にかなう人と呼ばれた信仰の人でした。主から大変愛されました。けれども、ダビデでさえも、大きな罪を犯してしまいました。それにもかかわらず、神さまはダビデを尊く思われ、愛してくださったのです。その理由は、ダビデが自分の罪を神さまに告白し、いつも、どのような時にも、神さまに感謝と賛美をささげていたからです。詩篇の大部分をダビデが書きましたが、その一言一句が、感謝と賛美で満ちています。

新約聖書では、神さまはパウロを大きくお用いになりました。なぜでしょうか。パウロは感謝と賛美を、どんな時にも、神さまにささげていたからです。パウロの書いた手紙を見ると、神さまに対する感謝と賛美であふれています。

パウロは「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい《ピリピ 四・6》」と告白しています。

私たちは、苦しみに会うと、今まで受けた恵みをみな忘れてしまい、今の苦しみと痛みだけを見て、恨みごとや不平を神さまに対してつぶやきます。すると、神さまからの祈りの答えは受けられなくなります。主は「感謝のいけにえを献げる者は、わたしをあがめる。自分の道を正しくする人に、わたしは神の救いを見せる《詩篇 五十・23》」と、聖書に約束されている通りです。あなたの過去を一度ふり返ってみてください。主に感謝しなければならないことは、一つや二つではないはずです。今まで受けた恵みを一つひとつ数え出して、神さまに感謝し、賛美しましょう。また祈りに答えてくださったことを思い出し、神さまに感謝し、賛美しましょう。そうするならば、神さまは私たちの祈りに答えてくださいます。感謝と賛美をささげる人は、神さまから恵みを受けるのです。感謝と賛美があふれる家庭は、苦しみや困難に打ち勝ち、天国の雰囲気を体験することができます。

お祈り:私と家族を守ってくださる天のお父さま、感謝します。私と家族がいつも感謝と賛美をささげられるように助けてください。天のお父さまに感謝し、賛美をささげ、家族同士がお互いに感謝し合い、お互いがほめ合うようにしてください。恨みごとや不平をつぶやく雰囲気を、私と家族から追い出してください。義と平安と喜びが満ちあふれる私と家族になるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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