7月3日 神の御心を知る者となろう!

この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。《ローマ人への手紙 十二・2》

天のお父さまは、もともと、この世界を支配する権威と力を、アダムとエバにお与えになりました。ところがアダムとエバは、悪魔の声に従い、神に反逆し、罪を犯しました。アダムが持っていた支配、権威、力、主権、王国を、悪魔にすべて渡してしまったのです。ですから、世界に悪がはびこるようになりました。人間中心主義の世界になりました。この悪い世と、調子を合わせてはいけませんと、きょうのみことばに書かれています。

全世界は、悪い者の支配下にあります。悪がはびこっている世界で、私たちはイエス・キリストの十字架の血潮によって、日々新しくされることが出来ます。「神はいない。神であるイエスもいない」と言っている世界には、世の中の価値観や世の流れが確かにあります。そこから逃れ、神さまを愛し、主の御心である聖書のみことばに従う訓練を私たちが受ける時、私たちの心の内側は新しくされます。

イエス・キリストの十字架の内に住めば、私たちは変えられます。生きて働く信仰を持つことができます。私たちが神の国の知識を多く持てば持つほど、心が新しくされます。ですから私たちは、イエス・キリストの十字架の恵みを信じ、聖書をいつも読み、みことばを思い巡らし、みことばを学び、みことばを実践しましょう。

このようにして心が新しくされたならば、次に、天のお父さまの御心を知り、御心に従って生きる必要があります。クリスチャンの中には、自分が得をするような教えならば従い、損をするような教えならば従わず、自分の思い通りに生きている人が大勢います。このような人は、本当に自分中心の人であり、キリスト者ではありません。私たちは、「たとえ私が損をしても、お父さまの御心を選ぶ」という覚悟をする必要があります。そう決心する時、聖霊さまの導きを受けることができるのです。「神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」けれども、自分中心の生活している人は、聖霊さまの導きを受けることができません。「私は、聖霊さまと共に歩みます!」と決心しましょう。聖霊さまは、私たちに対して善いことだけを考えておられます。善いことだけをなさいます。生きる意味がある人生、生きるのに価値ある喜ばしい人生、幸せな人生を生きるためには、「何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分ける」必要があります。自分だけが得するという利己心を捨てましょう。主の御心に従って生きる決心をしましょう。

心に不安を持って生きている人がいます。今はとても険しい時代です。暗やみの時代です。誰が未来を確実に知ることができ、時代の突然の変化を安定させることができるのでしょうか。この世界には永遠に続くものはありません。信頼できるものは何もありません。このような暗黒と混沌(こんとん)とした時代に、私たちが心に平安を持ち、聖い人生を生きるためには、この世と調子を合わせないで、十字架のもとで心を新たにさせて頂いて、天のお父さまの御心に従って生きることが重要です。これが最も価値ある人生です。これが神の御心です。

お祈り:私たちを新しくしてくださる、天のお父さまを賛美します。私と家族が人間の欲望に従って生き来た時がありました。赦してください。私と家族が主の中で変えられ、価値ある人生を生きることができるようにしてください。私と家族に大胆な信仰を与えてください。どのような苦難にも、揺るぐことがないような信仰を与えてください。聖く生き、世の光、世の塩となれるようにしてください。主イエス・キリストのみ名によってお祈りします。アーメン

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