7月7日 主人の前に立つしもベ

またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは、何でもそれをしてあげます。父が子によって栄光をお受けになるためです。《ヨハネの福音書 十四・13》

イエスさまは、どんな罪人であろうとも、その人をみもとに呼んでくださり、救ってくださいます。そしてイエスさまを主と認め、仕える人と、約束を結んでくださいます。イエスさまは、「わたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは、何でもそれをしてあげます」と約束してくださっています。

イエスさまは、天と地のすべてをご支配しておられ、主権、権威、力を持つお方です。ですからイエスさまは、宇宙の絶対主権者です。イエスさまは、約束を結んだ人に「わたしは、それをしてあげます」と言われました。

このようなイエスさまに、私たちがすべきことは、自分勝手な利己主義を捨て、悔い改め、信仰を持ってイエスさまを救い主として迎え入れることです。利己主義に生きる人に対して、イエスさまは責任をお取りになりません。今日、数多くの人々が教会に来て、「主よ。主よ」と言います。口ではそのように言いますが、実際はイエスさまを利用して、自分の欲望を満たそうとする重大な罪を犯しています。

私たちがイエスさまの御前に進み出る時には、利己主義的な欲望を捨て、「主人の前に立つしもべ」の姿勢が必要です。成功することも、失敗することも、大きくなることも、小さくなることも、生きることも、死ぬことも、すべて「主人の考え通りに従うしもべ」になろうとする時、主は責任を取って、顧みてくださいます。誰でも利己主義を捨て、悔い改め、神さまの御心に従う心がなければ、神さまのしもべになることはできません。神さまの御守りと御力も体験できません。神さまによって造られた者である人間の本当の価値は、利己主義を捨て、神さま中心に生きるところにあります。私たちが神さま中心に生き、どんな犠牲も喜んで払いますという覚悟がある時、神さまの御力を体験することができます。これが、人が「イエスさまの御名」を通して結ぶ神さまとの約束です。

このように、キリスト者が神さまを主人として、主に仕えたならば、その次は、神さまにすべてをゆだね、祈りをもって求めることです。神さまの恵みを見上げ、常に祈りをもって求める必要があります。なぜなら、主の中で変化を受けたキリスト者のすべては、みな神さまのものだからです。私たちは「管理者」として人生を生きるのであって、「主権者・所有者」として生きるのではないのです。「管理者」は、自分勝手に決定することはできません。「管理者」は、主人の御心をお聞きし、主人の御心に従って生きるだけです。私たちの主人は神さまです。ですから「管理者」である私たちは、御心が天で完全に行われているように、この地上でも行う生活を生きて行くことが求められているのです。

お祈り:私を罪と悪から救ってくださった天のお父さま、感謝します。主は私を選んでくださり、約束を結んでくださったのに、私が信じないで、恨みごとや不平をつぶやいたことがありました。赦してください。これから私と家族が、真心をもって主に仕えられるようにしてください。利己主義を捨て、主の栄光のために生きるようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

7月6日へ   7月8日へ   7月の目次へ    毎朝のマナの目次へ

コメント