わたしはあなたがたの父となり、あなたがたはわたしの息子、娘となる。──全能の主は言われる。《コリント人への手紙 第二 六・18》
イエス・キリストを救い主として信じ、心に迎えた人は、天の神をお父さんにした、本当に幸せな人です。
キリスト者はみな、聖霊さまの腕の中で養われ、育てられています。主は決して私たちを離れて、私たちを孤児にはなさいません。「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない《ヘブル 十三・5》」と主は言われます。私たちは、神さまの家族の一員です。天のお父さまの家庭の中で生き、育まれ、見守られています。
それでは、キリスト者は、神さまの家庭でどのように生きるべきなのでしょうか。家庭で、子どもが親に反抗したり、無礼な行動をしたりすれば、家庭の秩序は壊れます。夫婦が争っていれば、家庭は壊れます。
神さまの家庭で過ごすには、第一に、いつも神さまを心から信じ、尊敬し、すべてのことについて感謝し、賛美する生活を送ることです。キリスト者は、「神さまが天の父だから大丈夫。私は、何でも好きなことをやれる」と言って、軽々しい行動をすべきではありません。いつも、自らの思いと言葉と行動によって、神さまの栄光を現すように心がけましょう。そして賛美しましょう。天のお父さまの愛とイエスさまの恵みを考えましょう。どれほど大きな愛でしょうか。神さまは、私たちのために、天と地とその中に満ちているすべてのものを造ってくださいました。またイエス・キリストをこの地に送ってくださり、私たちを救ってくださいました。新しい天と新しい地を備えてくださいました。このことを思う時、私たちは感謝せずにはいられなくなります。
神さまの家庭で過ごす第二は、聖さと平和を追い求めることです。口のことば、心の思いがきよく、主に喜ばれることを心がけましょう。人に語る言葉が知恵深く、行動が聖くあるべきです。イエス・キリストの血潮によって心を洗って頂き、みことばによって思いを聖くし、聖霊さまと共に生きましょう。そして毎日生活している中で、神の子であり、天のお父さまのすばらしさを現す行いをしましょう。隣人との平和を求めましょう。
神さまの家庭で過ごす第三は、すべてのことに神さまの御心がどこにあるのかを求め、その御心に従うことです。人の顔色をうかがうことを止め、自分中心の思いを捨てましょう。神さま中心に、神さまの御心に従って生きるとき、神さまは必ず私たちの生活のすべてのことに責任を取ってくださいます。私たちの家庭でも、子どもが親に反抗し従わなければ、親は面倒を見なくなることがあります。キリスト者は、自分中心の人間的な思いと貪欲を捨て、神さまの御心に従って生きる者です。
神さまの家庭で過ごすには第四に、私たちは主の約束のみことばを信じ、みことばを頼って生きることです。「わたしの義人は信仰によって生きる。もし恐れ退くなら、わたしの心は彼を喜ばない《ヘブル 十・38》」と聖書に書かれている通りです。信仰によって考え、信仰によって語り、信仰によって行動しましょう。聖霊さまは、あなたと共にいて、働いておられます。目には何も見えなくても、耳には何も聞こえなくても、手には何の結果もつかんでいない状態でも、聖霊さまは働いておられます。共におられる聖霊さまを信頼しましょう。周りの人々は「お前の言っていることは馬鹿げている。お前は気が狂っている」と非難しても、主を信頼し、主に望みをおきましょう。信仰によって考え、信仰によって語り、信仰によって行動するとき、あなたを通して神さまは栄光をお受けになるのです。
お祈り:私と家族を本当の子としてくださった愛の天のお父さま、感謝します。神さまの家庭で生きて行く私と家族の一人ひとりが、いつも感謝しながら、その主の御心に従い、信仰によって生きていけるようにしてください。神さまの御心に逆らい、滅びる愚かな私と家族にならないようにしてください。いつも主の御心に従って生きて行くようにしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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