10月9日 全能の神である主

わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現れた・・・・・・。 《出エジプト記 六・3》

人には、できないことが沢山あります。けれども、天のお父さまには、できないことは何もありません。「地に住むものはみな、無きものと見なされる。この方は、天の軍勢にも、地に住むものにも、みこころのままに報いる。御手を差し押さえて、『あなたは何をされるのか』と言う者もいない《ダニエル四・35》」と、聖書に書かれている通りです。

全能なる天の父なる神さまは、神さまの力に期待し、神さまの力を信じ、神さまのお働きを待ち望む人に、ご自身の力ある御業を行ってくださいます。ですから、神さまのお考えを知り、そのお考えに従って生活しようとする人は、人の能力を超えて、平安な生活を送ることができるのです。

私たちは、希望を失うような苦しみに出会うときがあります。私たちの目には、何の希望も見い出されないときです。けれども、神さまがご覧になるとき、その問題は、神さまの足で踏みつけることができる小さな問題にしか過ぎません。天のお父さまを全能の神として信頼し、主に仕える人には、神さまの力と平安が与えられるのです。「それはわが避け所【主】を、いと高き方を、あなたが自分の住まいとしたからである。わざわいは、あなたに降りかからず、疫病も、あなたの天幕に近づかない。主が、あなたのために、御使いたちに命じて、あなたのすべての道で、あなたを守られるからだ。《詩篇九十一・9~11》」

天のお父さまは、すべての時代に生きておられ、すべての場所におられるお方です。神さまの御前で隠しおおせることなど何一つもありません。預言者のヨナは、神さまの御顔を避けて、神さまが「行け」と命じられた町ニネベとは反対方向に行くため、タルシシュ(今のスペイン)に行く船に乗りました。けれども、ヨナは神さまの目から逃げることはできませんでした。

このすばらしい全能の神さまが、私たちの天のお父さまなのです。神さまは正しさを求められます。私たちも正しさを追い求めましょう。また、神さまが善き神であることを信じ、神さまのお考えはすべて善であることを信じましょう。そうする時、神さまはすべてのことを働かせて、益としてくださるのです。《ローマ 八・28》

ダビデは告白しました。「私は切に【主】を待ち望んだ。主は、私に耳を傾け、助けを求める叫びを聞いてくださった。私を滅びの穴から、泥沼から、主は私を引き上げてくださった。私の足を巌(いわお)に立たせ、私の歩みを確かにされた。《詩篇 四十・1~2》」

お祈り:私たちと共にいてくださる天のお父さま、感謝します。私たちをとこしえから選ばれ、主の民としてくださったことを感謝します。私たちを滅びの穴から引き上げて、私たちの足を巌(いわお)の上に置き、その歩みを確かにさせてくださり、感謝致します。どうか神の栄光のため、主の福音を伝えるメッセンジャーとして励むことができますよう、聖霊さま、力を与えてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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