それから、イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」《マルコの福音書 十六・１５》
イエスさまから使命を頂いて生活する時、私たちの人生はすばらしいものとなります。人生に使命がなければ、人は決して幸福にはなれないのです。どんなに立派な家に住んでいても、きれいな服を着ても、おいしいものをたくさん食べても、人は決して満足することはできません。動物なら、それで満足します。人は、それでは満足しないのです。物がいくら豊かにあっても、人は心の中に満足感がなければ、幸福を感じることができないのです。自分自身のことを考えてみてください。どんなに暖かい部屋に住んでいても、どんなに豊かな生活をしても、どんなに立派な家に住んでいても、心が満たされないと、私たちはその場限りの快楽を求めて、さ迷うことになります。ある人は、答えをアルコールに求めます。ある人は、麻薬に求めます。ある人は、暴力に求めます。最終的には、それらのほとんどの人が、自殺してしまいます。自殺する人は、ものが乏しい国に比べて、物が豊かな国の方が圧倒的に多いのです。
聖書にも、夫を５人も代えて、６人目の男性と暮らしている女の人の話しが記録されています。彼女の心は、まったく満足することができないのです。ついに彼女は、希望を失っていました。そんな時、彼女は太陽が暑く照りつける昼ごろ、井戸の水を汲みに行きます。水を汲むのは普通、涼しい朝か夕方です。水を汲みに行った彼女は、イエスさまと出合いました。すると、今までどんなことをしてもいやされなかった心が、いやされたのです。
今でも、イエスさまの御前に進み出て、イエスさまを信じ、「イエスさまは、私の人生の主人です」と心に迎え入れるならば、イエスさまは私たちにも、すぐに使命を与えてくださいます。その使命とは「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝える」ことです。
多くの人は、毎日毎日、疲れて、倒れてしまっています。なぜでしょうか？ それは、イエスさまがくださる永遠のいのちを豊かに得ていないからです。イエスさまから使命を頂いて、伝道しないからです。私たちの使命は、学校の友だちに福音を伝えることです。職場で福音を伝えることです。勉強や仕事が一番大切な使命ではなく、イエスさまを伝えることが一番大切な使命です。イエスさまが私たちにくださった使命は、「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝える」ことです。私たちが、このことをいつも心に置いて生活するならば、絶対に希望を失うこともなく、疲れることもない生活を送ることができるのです。
お祈り：今も生きておられる天のお父さま、感謝します。名もない草木でさえ、目標を持って生きていますし、生きる意味を持っています。人が人生の目標を持たずに生きるとは、本当に不幸なことです。どうか、私が聖霊さまから使命を頂いて生活することができますよう、お助けください。聖霊さまの力で満たしてください。聖霊さまの導きを期待します。聖霊さま、イエスさまの十字架を伝える平安と喜びに満たしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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