こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。《コリント人への手紙 第一 十三・13》
人は、幸せと不幸せを自分で選ぶことはできません。それは神さまがお決めになることです。神さまの権威の下にあることです。もし人が幸せと不幸せを選べるとしたら、世界には不幸せなことは何一つ起こらないはずです。けれども、私たちの願いとは全く関係なく、毎日の生活には不幸せが襲って来て、私たちを苦しめます。
けれども、その不幸せをどのような心の態度で受け入れるかは、私たちが自分で選ぶことができます。不幸せをもたらすものとして私たちが受け取るか、幸せをもたらすものとして受け取るか、心の態度はとても大切なことです。私たちがどちらを選ぶかによって、私たちは不幸せにもなるし、幸せにもなるのです。
不幸せが襲って来た時に、どのようにすれば、「これは私に幸せをもたらすものだ」と、幸せを選ぶことができるのでしょうか。
第一に、イエスさまを信頼する心の態度を持つ必要があります。イエスさまは、「恐れないで、ただ信じていなさい《マルコ 五・36》」とおっしゃいます。このイエスさまのみことばを堅く信頼しましょう。天のお父さまは、すべてのことにおいて、私たちに善い事しかなさらない愛のお方です。この天のお父さまとイエスさまを信頼しましょう。今は、何を頼って良いのか、全く分からない時代です。このような時ですから、すべてにおいて信頼することができるお方は、天のお父さまとイエスさまだけです。なぜなら神さまは、イエスさまをお与えになったほどに私たちを愛し、イエスさまを私たちの罪のために十字架につけてくださったお方だからです。イエスさまは、私たちの罪を背負われ、十字架でご自身のいのちを捨ててくださったお方だからです。
第二に、イエスさまの中に、希望を持つ必要があります。希望や夢のない民は、滅びるのです。しかし、最近の社会情勢は、私たちに夢を失わせることばかりです。環境を見るなら、絶望するしかありません。私たちの生きている時代は、夢を持てない、希望を持つことのできない時代なのです。けれども、主のみことばにとどまるならば、私たちはどのような環境の中でも、希望とビジョンを持ち続けることができます。天の父なる神さまの中には、罪の赦しと、自由と、永遠のいのちがあふれているのです。たとえ、この世でどんなに失望しても、神さまの中にあるなら、希望にあふれることができるのです。
第三に、愛の態度を持つ必要があります。人間は何を愛するかによって、人生が変わります。もし、あなたが快楽と繁栄と物質を愛するなら、あなたの人生はただそれだけのものです。そうではなく、天の父なる神さまと隣人を心から愛するならば、どんな時にも希望にあふれた、すばらしい人生を送ることができるのです。現代は、貧しい時代です。物質は豊かですが、愛のない貧しい時代、愛が冷えた貧しい時代です。
この三つの心の態度、信仰と希望と愛を、私たちが毎日、積極的に選び取って行くならば、幸せになるのです。
お祈り:私たちの祝福の源であられる天のお父さま、感謝します。私と私の家族は意志が弱く、いつも諦めてしまいます。失望してしまいます。どうか、聖霊さま、私と家族を力強い御手によって導いてください。聖霊さまが与えてくださる希望と喜びで満たしてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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