ペテロは、「鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言います」と言われたイエスのことばを思い出した。そして、外に出て行って激しく泣いた。《マタイの福音書 二十六・75》
イエスさまを救い主と信じて神の子となった私たちですが、私たちは「主よ、主よ。」と祈りながらも、「私は主を一度も裏切ったことがない」と言い切れる人は、一人もいないはずです。ペテロも、私たちと同じように、イエスさまを裏切りました。イエスさまを三度も知らないと言い、最後には、イエスさまを呪いました。ペテロの心は真っ暗やみとなりました。イエスさまを裏切り、赦して頂けなかなければ、心が苦しみで一杯になってしまったのです。
ペテロが初めてイエスさまにお会いした時、彼の名前はシモンでした。ペテロをご覧になったイエスさまは「あなたはヨハネの子シモンです。あなたはケファ(言い換えれば、ペテロ)と呼ばれます《ヨハネ 一・42》」とおっしゃいました。シモンという名前は、水辺に生える草の「葦」という意味です。彼は、そのように弱々しい人物でした。或る時には、イエスさまから「あなたは幸いです《マタイ 十六・17》」とほめられ、また或る時には「引き下がれ、サタン《同 十六・23》」と言われたこともありました。過越の祭りの日、イエスさまが弟子たちの足を洗っておられる時、ペテロは「決して私の足をお洗いにならないでください《ヨハネ 十三・8》」と言いました。その時、イエスさまが「もしわたしが洗わなければ、あなたはわたしと何の関係もありません《同 十三・8》」と言われると、今度は「主よ。わたしの足だけでなく、手も頭も洗ってください《同 十三・9》」と言ったりしました。イエスさまは弟子たちの足を洗われた後、席に戻られて「あなたがたはみな、今夜、わたしのゆえにつまずきます《マタイ 二十六・31》」と言われました。その時ペテロは「たとい全部の者があなたのゆえにつまずいても、私は決してつまずきません《同 二十六・33》」と自身満々に答えました。しかし、そのすぐ後、イエスさまが捕えられた時、彼は「イエス・キリストを知らない」とイエスさまを三度否定しました。彼はそんな自分を悔いて、激しく泣きました。
よみがえられたイエスさまは、ペテロに会って下さいました。その時、イエスさまにすべてをゆだね、イエスさまに従うように言われました。イエスさまを裏切ったペテロは、イエスさまの前に深く悔い改め、赦しを求めました。イエスさまは赦してくださり、受け入れてくださったのです。
私たちも主を信じていながら、イエスさまを裏切り、苦しむことが沢山あります。そんな時には、イエスさまにすべてをゆだね、悔い改めましょう。イエスさまは罪を赦して下さり、私たちを天の御国にまで導いて下さるのです。
お祈り:赦しといつくしみに満ちた天の父なる神さま、感謝します。私と家族はイエスさまに愛されていながらも、裏切ったことが沢山あります。どうぞお赦しください。ペテロのように罪が赦され、新しい出発をすることができるように助けてください。イエス・キリストを毎日仰ぎ見て、主に仕える私と家族となれますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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