4月30日 ヨセフが経験した苦難と神の知恵

私をここに売ったことで、今、心を痛めたり自分を責めたりしないでください。神はあなたがたより先に私を遣わし、いのちを救うようにしてくださいました。《出エジプト記 四十五・5》

きょうのみことばは、ヤコブの息子ヨセフが、エジプトの大臣になった後、兄たちに優しく語りかけた言葉です。

ヨセフは、ヤコブの11番目の息子です。ヨセフは、小さい時から信仰心の篤い人でした。また、神さまから時々、夢によって啓示を受けました。兄弟たちの麦の束が自分の麦の束におじぎする夢、太陽と月と十一の星が自分に向かっておじぎをする夢を見ました。神さまから頂いたこの夢を兄たちに話したため、兄たちに憎まれました。

ある日、父ヤコブはヨセフに言いました。「羊の世話をしている兄たちの様子を、見に行って来ておくれ。そして、この食べ物も届けて来ておくれ。《創世記 三十七・13~14》」 ヨセフは兄たちのもとへ出かけました。兄たちは憎たらしいヨセフを、奴隷としてイシュマエル人に売ってしまいました。ヨセフはエジプトに連れて行かれました。そして、エジプト王ファラオの家来で、ポティファルという人が、ヨセフを奴隷として買いました。ヨセフは、ポティファルのもとで熱心に働きました。神さまはヨセフと共にいてくださったので、ヨセフは主人の家の財産を管理するようになりました。しかし彼は、奴隷の身分から自由になりたい、ここから何としてでも解放されたいと思っていました。また、兄たちを恨んではいませんでしたが、兄たちは何で自分をこのような目に合わせたのか、思い悩んでいました。けれども、彼は神さまを信頼し、誠実に生活していました。

ある時、ヨセフは大きな苦難に襲われました。ポティファルの妻の誘惑を断ったため、ぬれぎぬを着せられ、監獄に入れられたのです。ここでもヨセフは誠実に暮らしました。が、何とかここから出たいと思い、あの手この手を尽くしますが、出ることはできませんでした。監獄で二年余りの月日が流れました。監獄の中で祈っていると、ヨセフははっきりと知ったのです。ヨセフをエジプトに送ったのは神さまだということ、神さまには何かご計画があること、そのご計画のために今、自分はここにいるのだということを。ヨセフは自分の力でここから出ようとするのを止め、神さまにお任せしました。すると神さまは、ヨセフを監獄から出してくださいました。

エジプト王ファラオが、ある日夢を見ました。その夢をヨセフが解きました。その結果、ヨセフはエジプトの総理大臣となりました。それだけでなく、離れていた親、兄弟たちとも会えることができました。大飢饉で苦しんでいたヨセフの家族は、ヨセフの助けでエジプトに移り住み、飢饉の間、生き延びることができました。ヨセフは、自分に起こされる問題や苦しみの背後には、神さまのお考えがあること、神さまのご計画があること、そのため今ここに置かれていることを知りました。人間の力で解決することを止め、神さまにすべてを委ね、神さまと正しい関係を持ち続けることが最も大切なことであることを学び取りました。神さまは、すべてのことを働かせて益としてくださいました。

このように私たちは、何よりも神さまと正しい関係を持ち続けることに心を尽くさなければなりません。この事をはっきりと知っている人は、常に肯定的であり、創造的な考えを持つことができます。人には必ず問題が起こります。苦しみに会った時、まず神さまのお考えを知ることです。神さまにはご計画があります。そして悔い改め、神さまと正しい関係を持たせて頂くことです。そうする時、神さまは問題を解決してくださるのです。

お祈り:全能なる天の父なる神さま、感謝します。私と家族が神さまの良いご計画、良いお考えを思い、問題に会ったとき、信仰によって解決できるようにしてください。神さま、私は弱い者です。力をください。私と家族は愚かです。知恵をください。私と家族は分別がありません。神さまのお考え、ご計画を見分ける知恵をください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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