この時からイエスは宣教を開始し、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と言われた。 《マタイの福音書 四・17》
天の御国とは、キリスト者がこの地上での人生を終えた後に行ける永遠の国です。そして同時に、キリスト者は、天の父なる神さまがご支配しておられる、恵みと平安の御国の中で、日々生きて行くことができます。この地上で神のご支配を体験し、揺るぐことのない神の信仰を頂いて、価値ある人生を生きて行くことができます。
イエスさまはおっしゃいました。「しかし、わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。《マタイ 十二・28》」 また、主はおっしゃいました。「神の国は、目に見える形で来るものではありません。『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。《ルカ十七・20~21》」 神の国はキリストを信頼している私たちのただ中にあるのです。私たちのただ中にある神の国とは、どのような国なのでしょうか。
「神の国は食べたり飲んだりすることではなく、聖霊による義と平和と喜びだからです《ローマ十四・17》」と書かれています。イエスさまの御前に進み出て、不信仰の罪を悔い改め、自分の心の中の欲望を満たすために、自分中心に生きて来た罪を悔い改め、快楽を求めて生きて来た罪を悔い改め、自分の心の王座に自分自身が座って来た罪を悔い改め、イエスさまを救い主として心にお迎えし、イエスさまに私の心の王座に座って頂くと、聖霊の力によって義の実を結ぶことができるのです。
何度も犯罪を犯し、6回も刑務所に入った人がいました。彼は、刑務所の中で自分の人生を振り、また今の状態のまま、これから先も生きて行かなければならないことを考えると、自分自身には希望を全く見出せない、もうこんな自分には愛想が尽きた、と考えるようになりました。刑務所の中で自分自身をいじめ、苦しめていました。鉄格子に体をぶつけ、頭をぶつけ、壁に体当たりし、死ぬことばかり考えるようになりました。そんなある時、ひとりの青年からイエスさまを伝道され、聖書をプレゼントされました。刑務所の中で聖書を読んでいるうちに変えられ、罪を悔い改め、イエスさまを救い主として心に迎え入れました。聖霊に満たされた彼は、刑務所にいる6カ月の間に、20人の人に伝道しました。神の国が彼の心の中に臨み、聖霊によって義の実を結ぶようになったのです。
また神の国とは、私たちの心の中に平安が満ちあふれることなのです。環境に苦しみが訪れ、不安と恐怖と絶望に襲われるとき、イエスさまの御名によって祈れば、聖霊さまの御力によって、心の中に平安が満ちあふれるようになります。どんなものとも比べることのできない喜びが、心の中から湧き出あがり、喜びの実を結ばせます。
このように、神の国は私たちの手の届くところに来ています。神の国は義と喜びと平安なのです。イエスさまの御名によって、神の国の実である義と喜びと平安を体験させて頂きましょう。
お祈り:神の国を私たちに下さった天の父なる神さま、感謝します。荒野のようなこの世界で生きる私たちが、疲れ果てるたびに、神の国を心の中に頂いて希望を持ち、出て行って「光と塩」としての働きができるよう、聖霊さま、助けてください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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