Q.1 神さまは本当にいるのでしょうか。

私の隠れ家

 自然災害や難民の人たち、コロナの発生やアフリカでの疫病の発生など、多くの苦難を見ていると、とても神さまがいるとは思えないのですが。

A.1 難しく、またとても重要なご質問ですね。簡潔にお答え致します。

 ご質問の通り、悲しい出来事が今世界中で起こっています。日本でも阪神淡路大震災、3・11の東北大震災と津波の被害、毎年のように発生する洪水、河川の堤防の決壊による水害などを見ていると、「神さまはいるのかなあ?」と感じてしまうのも、無理からぬことです。

 この質問に対して、3つのことを申し上げます。

第1に、進化論は、どのように説明しているのでしょうか。

 進化論では次のように説明します。「周囲の環境に最も良く適応する人たちが生き残る。優勢遺伝の人たちが生き残る。」この説明は裏を返すと、「適応できない劣性遺伝の人は滅んで行く」ということになります。

 私は思春期の頃、この説明を聞いて悩みました。心深く傷つていました。

 あなたは、この説明に納得できますか。

第2に、神はおられます。 人がこの神(創造主)から離れてしまったことに、根本的な原因があるのです。

 今のこの世界は、人が創造主に対し犯す罪によって、異常な姿になっているのです。聖書は「初めに神が天と地を創造した」という書き出しで始まっています。広大な宇宙と様々な銀河系や無数の星、そして太陽、月、私たちの住む小さな地球のすべてが、創造主なるお方(神)によって造られました。その時、この宇宙を規則正しく運行する諸々の法則も、創造主がお造りになりました。造られた時の状態は、「見よ、それは非常に良かった」のです。

 けれども、非常に良かった地球に、転機が訪れました。最初の人アダム以来、創造主に対して罪を犯し、人には死が入り、地球環境が呪われ、自然災害の起こりやすい状態になりました。

第3に、神はおられますし、人類とこの被造世界に対する答えをお持ちなのです。

神は、実に、そのひとり子(救い主イエス)をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。

 私たち一人ひとりを罪から救い、呪われた地球環境を最初の状態、「非常に良かった」状態に回復するお方が、救い主イエスです。

 私たち全ての人に、このキリストによる希望が差し出されています。

 今回の質問が、イエス・キリストを知るきっかけとなりますように。

 私の尊敬する中川健一牧師が、同様の質問に答えおられいます。そちらもご覧になってみてください。

Q.24 神が愛なら、どうしてこの世は苦しみ、悲しみで満ちているのですか?

Q.193 どうして神は、自然災害を止めないのですか。

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