高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。《箴 言 十六・18》
初めの人アダムとエバが神さまに背き、堕落してから後、人間の心の中には「神さまのようになろう」とする気持ちが絶えずあります。
旧約聖書の中に、バベルの塔の教訓があります。ノアの洪水の時、ノアの八人の家族以外のすべての人間を神さまは滅ぼしてしまいました。ノアの八人の家族だけは救ってくださいました。ノアの三人の息子、セム・ハム・ヤフェテから生まれた子孫たちは、大きな町を建て始めるようになりました。ノアを洪水から救った後に神さまは、「あなたがたは生めよ。増えよ。地に群がり、地に増えよ《創世記 九・7》」と、ノアの八人の家族を祝福して下さいました。ところが、人間の数が増えると、彼らは神さまに挑戦するようになったのです。彼らはバベルの塔という、天にまで届くと思えるほど高い神殿を建てました。星占いをするためです。占いによって悪霊に聞き、富や栄誉を自分のものとするためです。また降霊術という悪霊を自分たちの所に招く方法を用いて、悪霊の力によって人々を支配し、地位や名誉を自分たちのものにしようとしたのです。また「全地にひろがれ」という神さまの命令に逆らって、一つの場所に集まっていました。彼らの心の中には、主なる神さまに逆らう高ぶりが入ったのです。このような高ぶりは、悪魔が与えるものです。悪魔は神さまのようになろうとしたために、天の御国から追い出されたのです。エバを誘惑した時も、悪魔は「あなたが善悪の実を食べる時、目が開かれて、あなたがたは神のようになります《同 三・5》」と言いました。
このようにして、人間がバベルの塔を築き、神さまに逆らった時、人間が互いに話し合ってコミュニケーションが上手くできなくなるように、神さまは人間の言葉を混乱させたのです。すると、今まで会話を交わし、名誉を自分たちのものにしようとしていた者同士の言葉が全く分からなくなってしまったのです。人間は今のように、全地に散らされました。それまでは人々は一つの言葉を使っていましたが、この時以来、同じ言葉を話す人々が集まるという、今日の世界ができたのです。
本来、私たちは絶えず神さまを敬い、ほめたたえるために造られました。ところが、悪魔の誘惑に落ち込んで、高ぶり、神さまに逆らっているため、多くの人々が本当の幸福を知らずに生きているのです。夫婦の間に不和が絶えず、両親と子供の間に争いが絶えず、社会が混乱するのは、人々が神さまを高めずに、自分自身を高めているからです。ですから私たちは、日々自分自身を顧みて、高ぶった考えを持たないようにしなければなりません。「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられるのです《Ⅰペテロ 五・5》」とあるように、へりくだる家庭に神さまの豊かな恵みが与えられるのです。
お祈り:謙遜な人に恵みを豊かにお与えになる天の父なる神さま、感謝します。私と家族が高ぶる者にならないように導いてください。主の御旨に従いますと言いながらも、高ぶり、貪欲に従う時があります。もし、私たちが高ぶったために傷ついた人がいたなら、彼らを慰めてください。そして私たちの過ちをお赦しください。私と家族が、心から謙遜な者になることができますよう、聖霊さま、お導きください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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