彼(ヤコブ)はヨセフを祝福して言った。「私の先祖アブラハムとイサクが、その御前に歩んだ神よ。今日のこの日まで、ずっと私の羊飼いであられた神よ。《創世記 四十八・5》
ヤコブは、ヨセフがエジプトで生んだ二人の息子を、養子として自分の息子にする、とヨセフに言いました。ヨセフの二人の息子も、ヤコブの息子たちと一緒にカナンの地を相続するようになると言い、「私の先祖アブラハムとイサクが、その御前に歩んだ神よ。今日のこの日まで、ずっと私の羊飼いであられた神」の御名をもって、ヨセフの二人の息子、エフライムとマナセを祝福しました。アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神の御名によって、即ち、アブラハム契約を結んでくださったヤハウェの御名によって、二人を祝福したのです。
今日、イエスさまを信じる人々も、「もっと純粋な信仰、もっと大きい信仰が与えられたら良いな!」という願いを持ってることでしょう。もっと純粋な信仰、もっと大きい信仰は、神さまを具体的に知り、神さまのみことばを、もっともっと知ることによって、初めて生まれるのです。では、きょうのみことばにある、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神とは、どのような神さまなのでしょうか。
第一に、アブラハムの神さまとは、神さまを信頼する者に「必要なものを準備して下さる神さま」です。神さまは、アブラハムが100歳の時に、ひとり子イサクをいけにえとしてささげなさい、と言われました。アブラハムは直ぐに従い、息子イサクを祭壇の上に置き、刀を取って、ほふろうとしました。その時、主は「アブラハム。アブラハム。その子に手を下してはならない。その子に何もしてはならない《創世記 二十二・11~12》」とおっしゃいました。神さまは、イサクの代わりに、いけにえとしてささげる雄羊一頭を与えてくださいました。アブラハムは、この雄羊を取り、いけにえとしてささげ、その場所を「アドナイ・イルエ:主の山の上には備えがある《同 二十二・14》」と呼び、神さまの偉大な名前は、「備えてくださる主」ですと告白しました。
第二に、イサクの神さまとは、神さまを信頼する者に「贈り物をくださる神さま」です。イサク自身、神さまからの贈り物として、アブラハムに与えられました。イサクは多くの財産を得るために、自ら努力したり、苦労したりせず、父アブラハムから贈り物を受けました。私たちが信じる神さまは、イサクの神です。イエス・キリストの中で神さまを信頼すれば、神さまがすべてのものを私たちに贈り物として与えてくださる、ということなのです。
第三に、ヤコブの神さまとは、「私たちの信仰を引き上げ、魂を砕かれる神さま」です。神さまはヤコブに色々な試練を与え、その中でヤコブの信仰を引き上げ、彼の自我を砕かれました。ヤコブが砕かれたのは、ヤボクの渡しの出来事です。神さまは、主を信頼し。主の祝福を何よりも求めるヤコブが、自分の力を信頼して歩む者ではなく、主だけを信頼して、主によりすがる信仰者となるため、彼のもものつがいを外さ、ヤコブが主に寄りかかって歩む者となさったのです。同じように神さまは、私たちが主を信頼し。主の祝福を何よりも求める者となるよう、私たちを砕き、驚くべき恵みをもって満たしてくださいます。私たちには、それぞれの「ヤボクの渡し:神さまと格闘する場所」があります。そこで、私たちのももつかいが外され、「人の手段や方法ではできません。主よ。私を助けて下さい」と告白するようにしてくださり、ヤコブのように私たちの名前を「イスラエル:神と共に戦う者」に変えてくださるのです。この時から、神さまはご自身の知恵と力によって人生を確かに導き始めてくださり、私たちの生涯の中に奇跡があふれるようにしてくださるのです。 お祈り:アブラハム、イサク、ヤコブの神、天の父なる神さま、私たちを、愛をもって顧みてくださる恵みに感謝します。私と家族が、備えてくださる神さま、贈り物を与えてくださる神さま、祝福し、砕いてくださる神さまの恵みを味わいながら、いつも主なる神さまに仕えることが出来るようにしてください。悪の満ちている世の中で、キリストを信頼する思いを失わないようにしてくださり、恵みをもって守ってください。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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