あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、【主】を愛しなさい。《申命記 六・5》
「永遠の愛」について、3回に分けて学んでいます。第1は「愛の発見」で、第2が「愛の試練」、きょうは3回目の「愛の完成」です。愛を見いだした後、愛は必ず試練:テストを受けることになりますが、イエスさまから頂く信仰により、その試練:テストに合格すると、最後には、愛の完成する時がやって来ます。
イエスさまは、再びマルタとマリアとラザロの住んでいるベタニヤにやって来ました。十字架にかかる10日前でした。ベタニヤは、エルサレムまで歩いて30分~40分で行ける場所です。ベタニヤに再びやって来た理由は、イエスさまは十字架にかかるまで、エルサレムで活動することにしていましたが、この兄妹たちの家を宿として、エルサレムに行ったり来たりしようとお決めになっていたからです。
この三人の兄妹たちの家に来られた時、イエスさまは、もうすぐご自分が十字架にかかることを知っておられました。ですから、いつになく暗い陰が、イエスさまのお顔に差していました。この時、イエスさまは慰めを必要としていました。イエスさまは神の御子ですから、足りないものは何もありませんでした。けれども、弟子たちの愛を求めておられました。
神さまは、愛を豊かにお与えになるお方ですが、同時に、私たちからの愛を求められるお方でもあるのです。
そんなイエスさまを見たマリアの心に、イエスさまを慰めたいという気持ちが湧き上がって来ました。彼女は、自分の部屋に行って、とても高価な「ナルドの香油」という純粋なアロマオイルを持って来ました。今の値段だと300万円の油です。当時のユダヤ人の女性にとって、この香油は本当に重要な物でした。お嫁さんになる支度をする時に、欠かせない大切なものでした。マリアは、この香油を惜しげもなくイエスさまの頭から足の先まで塗りました。そしてイエスさまの前にひざまずき、自分の髪の毛でぬぐいました。イエスさまはとても感動され、また慰めと愛をお受けになりました。そして、次のようにおっしゃいました。「彼女は、自分にできることをしたのです。埋葬に備えて、わたしのからだに、前もって香油を塗ってくれました。《マルコ 十四・8》」
私たちの人生が価値あるものとなるためには、天のお父さまの愛を受け取り続けなければなりません。同時に、私たちも神さまを愛さなければなりません。愛とは、相手に自分をささげることです。自分のできることで、イエスさまにお仕えすることです。そして、自分自身をイエスさまにお献げすることです。この世のすべてのものを失っても、神さまの愛を受け取るならば、私たちは人生の成功者になることができます。神さまを持つ者となるからです。イエスさまが地上生涯を歩まれておられた時、天のお父さまがイエスさまの生活の全責任を負われていたように、御父は私たちの生活の全責任を取ってくださるのです。
今、何を神にささげることができるか考えてみましょう。
お祈り:愛の神さま、イエス・キリストを私たちに与えてくださって感謝します。私たちに永遠のいのちを与えてくださり、ありがとうございます。永遠に変わることのない、生きる目的を与えてくださり、ありがとうございます。どんな時にも、お父さまの愛から離れることなく、勝利する者となれるように導いてください。私自身をささげます。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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