5月25日 主よ。私を見捨てないでください

【主】よ。私を見捨てないでください。《詩篇 三十八・21》

試練と誘惑にある時、特に、「【主】よ 私を見捨てないでください」と私たちは祈る。しかし、いつでもこのように祈る必要があることを、私たちはすっかり忘れてしまうのである。

いかに聖められようとも、私たちは常に神の支えと守りがなければ、一瞬たりとも人生の旅路を歩むことが出来ない。光の内にある時にも暗闇の内にある時にも、神との親しい交わりの内にある時にも誘惑の中にある時にも、等しく「【主】よ 私を見捨てないでください」と祈る必要がある。

私を支えてください。そうすれば私は救われます。《詩篇 百十九・117》」歩き始めたばかりの幼児は、常に母親の助けを必要とする。水先案内人の誘導がなければ、船はたちまちコースから外れる。私たちは、絶えず天からの助けがなければ、一歩も進めないのである。それゆえ、今日、共に次のように祈ろうではないか。

私を見捨てないでください。父よ。敵の手に落ちることのないよう、あなたの子を見捨てないでください。大牧者なる主よ。あなたの安全な檻の中から迷い出ないよう、あなたの子羊を見捨てないでください。偉大な農夫である父よ。あなたの蒔いてくださった種が芽を出し、葉が出ています。その芽が枯れ、死ぬことがないよう、見捨てないでください。今、【主】よ。私を見捨てないでください。私の生涯で、どのようなことが起ころうとも、私を見捨てないでください。喜びに満たされる時、その喜びに夢中になり、心が奪われないよう、私を見捨てないでください。悲しみに沈む時に、あなたに向かい不平を言ったり、つぶやいたりしないよう、私を見捨てないでください。私が悔い改める日にも、罪が赦されるという希望を失い、絶望の淵に落ちることのないよう、私を見捨てないでください。また、私が強く信仰に立っていると思う日にも、信仰が堕落し、真理ではないものに土台を置くことがないよう、主よ。私を見捨てないでください。主が共におられなければ弱く、主が共にいてくだされば強いのです。私を見捨てないでください。私の歩む道は危険で、罠に満ちています。あなたの導きがなければ一歩も進めません。私を見捨てないでください。雌鶏が決して雛を捨てないように、主よ、あなたの羽で永遠に私を包んでください。あなたの御翼の陰に、私の避けどころを得させてください。『どうか私から遠く離れないでください。苦しみが近くにあり 助ける者がいないのです《詩篇 二十二・11》』。『どうか御顔を私に隠さないでください。あなたのしもべを怒って押しのけないでください。あなたは私の助けです。見放さないでください。見捨てないでください。私の救いの神よ。《詩篇 二十七・9》』」

「主よ。とこしえに洗い清められた私の心に / あなたの永遠の御霊により、安息をお命じください / あなただけがご存じの私の魂を / あなたにふさわしい、聖なる宮としてください。」

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