1月30日 神の特別の訪れの時に備えよ

バルサム樹の茂みの上で行進の音が聞こえたら、そのとき、あなたは攻め上れ。《サムエル記 第二 五・24》

教会とは、キリストのからだである。その肢体となった信仰者は、祈り深くあるべきである。自分自身と、他のキリストの肢体である信仰者の心に、聖霊の油注ぎが常にあることを求めなさい。キリストの王国が地上に実現され、「みこころが天で行われるように、地でも行われますように《マタイ六・10》」と祈り求めなさい。信仰者が最優先にすべきことは、祈りである。

一方、神がご自身の民を特別に顧みてくださる時が、信仰者の人生に幾度か訪れる。そのような時期を聖書は、「バルサム樹の茂みの上で行進の音が聞こえた」時と言っている。その時が訪れたなら、細心の注意を払い、今まで以上に祈り深くありなさい。今まで以上に真剣に、熱心に祈りなさい。今まで以上に、御座の前で、祈りの格闘をしなければならない。また、その時が訪れたなら、聖霊と共に、迅速かつ精力的に働きなさい。その時が、神の時である。勇気を出して、目指して来たことに着手しなさい。ペンテコステの日、聖霊なる神が信仰者に注がれ、彼らは聖霊に満たされた。彼らは聖霊と共に出て行き、迅速かつ精力的に働いた。あの日のようでありなさい。

クリスチャンよ。あなたにも、「バルサム樹の茂みの上で行進の音が聞こえる」時が訪れる。その時、あなたの祈りに、特別な力が与えられていることを感じるであろう。聖霊なる神が、あなたの心の内に、主の喜びと楽しみをお与えになる。聖書が特別に開かれ、語られた約束があなたの上に実現する。神の御顔の光の中を、神のご臨在の中を、聖霊と共に歩む。ディボーション:個人的な礼拝を主にささげる時、今まで以上に、主と自由に交わることが出来る。そして、キリストとの交わりが今までに以上に、親密なものとなる。このように、「バルサム樹の茂みの上で行進の音が聞こえる」ような喜びがあなたに訪れる時こそ、奮い立ち、精力的に働く時である。聖霊なる神があなたの弱さを助けてくださる。聖霊の力により、あらゆる悪習慣を取り除く時である。あなたの祈りの帆を広げなさい。しかし、注意しなさい。その時、あなたが時おり歌っていた歌詞を思い起こしなさい。

「帆を広げること、私に出来ることはこれだけ、 / 神よ!主よ! 帆を広げる時を見極る、 / 追い風を送ってください。」

帆を上げていることを確認しなさい。祈りの手を上げていなさい。あなたのなすべきことは、これだけである。帆を上げていなかったため、「追い風を捕らえることが出来なかった」ということのないようにしなさい。神の助けを求めなさい。信仰が強くなればなるほど、委ねられた務めに一層熱心に励むようになる。その務めとは、祈りと、みことばを宣べ伝えることである。更に大胆に恵みの御座に近づくなら、更に、絶えず祈る者とされる。キリストと更に親密な日々を送るなら、あなたの語ることばは、更にきよめられた、塩味のきいたものとなる。

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